【12月29日 AFP】29日のミャンマーの国営紙「ミャンマーの新しい灯(New Light of Myanmar)」によると、同国東部のシャン(Shan)州のニワトリに鳥インフルエンザが発生した。

 同国最大の都市ヤンゴン(Yangon)から580キロ北東のYankham村でニワトリが死亡し、調査の結果H5N1型の高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されたという。死亡したニワトリの数は明らかにされていない。この事態を受け1000羽以上のニワトリが殺処分された。ヒトへの感染は確認されていない。

 世界保健機関(World Health Organisation WHO)によれば2003年以降、主に東南アジアでH5N1型の鳥インフルエンザにより213人が死亡している。ヒトからヒトへ感染することは極めてまれだが、ウイルスの変異によってヒト間で感染するようになれば、世界的な大流行を引き起こす可能性もあると専門家は懸念している。(c)AFP