【9月9日 AFP】8月に英国の畜産農家で家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫(Foot and mouth disease)が確認された問題で、英国政府は8日、伝染病の「根絶」と宣言し、家畜に対する移動制限を解除した。

 口蹄疫が確認された南部サリー州(Surrey)周辺の監視区域は解除され、また家畜市や家畜の移動などに対する制限も同日正午に解禁となった。

 環境・食糧・農村省(Department for Environment、Food and Rural AffairsDEFRA)のデビー・レイノルズ(Debby Reynolds)獣医局長は7日、「年をまたがず口蹄疫が撲滅されたことには満足している」と話す。

 英衛生安全庁(Health and Safety ExecutiveHSE)は、ウイルスが近くの研究所の排水管から漏えいし、洪水や車両の移動によって家畜に感染した可能性が高いとする見解を示している。(c)AFP