【6月17日 AFP】ベトナム国営メディアは16日、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)による新たな死者を確認したと報じた。同国での死者は2005年11月以来で、これで43人目。

 犠牲となったのは北部のハータイ省(Ha Tay)に住む20歳の男性で、10日にハノイ(Hanoi)の国立病院で死亡が確認されたという。

 ベトナムはかつて世界で最も鳥インフルエンザによる被害が深刻な国だったが、大規模な予防接種や家禽(かきん)の処理、および啓発キャンペーンによって被害は収束していた。2007年に入り、人口の多い北部を中心にウイルスが再び猛威を振るいはじめている。(c)AFP