【11月10日 AFP】往年の「ポップス界の王様」マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)が、ローンの滞納でカリフォルニア州の自宅兼遊戯施設「ネバーランド(Neverland)」を手放す危機にあるとの報道について9日、マイケルのスポークスマンがこれを否定した。

 スポークスマンのRaymone Bain氏は、マイケルは2005年に幼児性的虐待の容疑で起訴され無罪になって以降、ネバーランドに居住していないものの、ローン返済については怠っていないとの文書を発表。

 同文書には、「公開された情報に反し、ジャクソン氏はローンを滞納していない。同氏はローン借り換え交渉の最終段階に臨んでおり、ネバーランドを失うことはない」と記されていた。また、「ジャクソン氏の個人的な財政事情について、今後コメントは控える」という。

 サンタバーバラ(Santa Barbara)郡の米保険会社Fidelity National Financialの発表によると、マイケルは2006年3月に2300万ドル(約26億円)を借りており、返済の終わっていない残高が2320万ドル(約26億2500万円)あるという。

 芸能ニュース専門サイトTMZ.comは、マイケルがネバーランドをローンの担保に入れていると伝えていた。敷地およそ1000ヘクタールのネバーランドは、ロサンゼルス(Los Angeles)から北西200キロメートルに位置する。(c)AFP