【8月23日 AFP】太陽系は定説より約200万年早く誕生した可能性があるとする論文が、22日の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)に発表された。

 根拠となったのは、2004年にモロッコの砂漠で発見された重さ1.49キロのいん石だ。

 米アリゾナ州立大(Arizona State University)の研究チームは、いん石の残存鉱物中の鉛同位体を分析し、44億5682万年前のものであることを突き止めた。これまで発見された中では最古の固形物となる。

 以上から、太陽系の年齢が定説より30万~190万年ほど古い可能性があると結論付けた。(c)AFP