【4月7日 AFP】デザイナーの芦田多恵(Tae Ashida)さんの新作はこの世のものとは思えない素晴らしさだ。文字通り地球を離れて宇宙にまで行ってしまった。7日、スペースシャトル「ディスカバリー(Discovery)」から国際宇宙ステーション(ISS)に乗り移り任務を開始した日本人宇宙飛行士、山崎直子(Naoko Yamazaki)さん(39)のためにデザインされた「宇宙で着る普段着」だ。

 世界的デザイナー、芦田淳(Jun Ashida)さんの次女である芦田多恵さんに山崎さんが直接依頼した。13日間の宇宙ミッションのために生まれたのは、ライトブルーのスリムなニット・カーディガンと紺色のショートパンツ。

 7日のインタビューで芦田さんは、男性のクルーたちばかりの重苦しい雰囲気の中、難しい任務をこなしながらもくつろいでもらえるものをと考案したと語った。また女性のデザイナーとして、気品のあるデザインや色も選んだという。自分がデザインした服が宇宙で着られるのを見るのは夢のようだと話している。

 5日に打ち上げられたディスカバリーの今回ミッションには、山崎さんのほか2人の女性宇宙飛行士が加わっている。ISSで活動する女性は、一足先にISSに滞在していた1人と合わせて史上最多の4人となる。(c)AFP

【関連情報】
芦田多恵が手がける「ミス アシダ」10年春夏コレクション
宇宙下着の技術を応用!加齢臭をカットする男性下着が登場