【4月1日 AFP】ロシア・モスクワ(Moscow)で3月31日、有人火星探査を想定し、ロシアと欧州の男性6人を105日間にわたって閉鎖されたカプセル内に隔離し、人間の精神状態や身体へ及ぼす影響を調べる実験が開始された。

 6人は健康上もしくは個人的な理由によって実験から離脱しない限り、これから約3か月間は外に出ることはできない。カプセル内には、書籍やノートパソコン、DVDなど私物の持ち込みも許されているが、そのほかの点では外界から完全に遮断される。

 実験の目的は、往復で1年半とされる火星への宇宙飛行中に伴うことが予想される、乗組員の十分な自律性が必要とされる状況を作り出すことだという。(c)AFP/Valerie Leroux