【3月25日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は24日、国際宇宙ステーション(International Space StationISS)に滞在する、若田光一(Koichi Wakata)さんら宇宙飛行士とテレビ電話で交信し、日々の激務の合間を縫って宇宙についての会話を楽しんだ。

 ワシントンD.C.(Washington D.C.)の学校の児童らとともに、30分にわたって交信したオバマ大統領は、10人の宇宙飛行士たちに次々に質問を浴びせた。好奇心旺盛なオバマ大統領は、スペースシャトル「ディスカバリー(Discovery)」の最新の任務から、運動、食事、飛行士の髪型に至るまで、宇宙での生活に関するあらゆることを知りたがっている様子だった。

 オバマ大統領は、若田さんや同じくISSの長期滞在クルーであるロシア人宇宙飛行士のユーリ・ロンチャコフ(Yury Lonchakov)さんとも言葉を交わし、国際的な「協力の精神」を称賛し、「われわれは宇宙だけでなく地上でもその精神を生かすことができる」と語った。

 若田さんは、「宇宙で働くことは素晴らしい。5歳の時にアポロ(Apollo)宇宙船の月面着陸を見て以来、宇宙に行って働くことを夢見てきた。まさに夢がかなったんです」と語った。(c)AFP/Laurent Lozano