ウルグアイの研究機関が公表した史上最大のげっ歯類といわれるJosephoartigasia monesiの復元図(上)と復元模型(2008年1月15日提供)。(c)AFP/GUSTAVO LECUONA
【5月21日 AFP】1月にウルグアイで発見された、約400万年前のものとみられる史上最大のげっ歯動物の化石をめぐって、古生物学者の間で論争が巻き起こっている。
ウルグアイのラプラタ川(River Plate)流域Kiyu Beachで発見されたこの化石は、ネズミに似た動物のもので「Josephoartigasia monesi」と名付けられた。
発見時、同国の専門家は、巨大な頭蓋(ずがい)骨から判断して、この動物の体重は1トンを上回るとの見方を示した。大きさ53センチに達する頭蓋骨から体重を推測した。門歯は数センチもの長さだった。
南米のげっ歯動物を研究したウルグアイの古生物学者アルバロ・モネス(Alvaro Mones)氏に敬意を表して名付けられたJosephoartigasia monesiは、その恐ろしい外見とは異なり、水生植物を食べる穏やかな草食動物だったとみられている。
だが、カナダのモントリオール(Montreal)にあるマクギル大学(McGill University)のVirginie Millien氏の考えが正しければ、この1トンという推定体重はあまりに重すぎるということになる。
「英国王立協会紀要(生命科学版、Proceedings of the Royal Society B)」上で21日に発表される論文でMillien氏は、Josephoartigasia monesiの推定体重を測定する際に、最も近い種とされる現存のげっ歯類hystricognathと比較したことから、体重計算を誤ったと主張している。
Millien氏の計算によると、Josephoartigasia monesiは「これまでで最大のげっ歯類」であることにかわりはないが、体重は350キロほどで、中型の馬と同程度だという。ちなみに、現在、現存するげっ歯類で最大のものは体重60キロ程度にまで達するカピバラだ。(c)AFP
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