【9月5日 AFP】英議会に設置されているコンピューターからポルノサイトへのアクセス数が昨年、およそ30万件に上っていたことが分かった。英議会が3日に公開したデータで明らかになった。

 データは英国のニュースサイト、ハフィントン・ポスト UK(Huffington Post UK)の情報公開請求に応じ、議会の情報システム部が公表した。議員とそのスタッフ、議会の職員1300人以上が使用している議会内に設置されたコンピューターを対象にまとめたデータだという。

 しかしこのデータについて議会関係者は、ウェブサイトが自動的にアクセスされるため実数より水増しされていると指摘。ユーザーが要求していないポップアップ広告が開いてしまうことも、アクセス数に数えられてしまうと述べている。

 また、月によってアクセス数に大幅な開きがあり、議会当局はその原因についても調査中だ。2012年11月のアクセス数は11万5000回に上った一方で、今年2月にはわずか15回だった。

 英下院(House of Commons)の報道官は、「ウェブサイトはさまざまな形で動き、反応し、交信するように設計できるものであり、また第三者ソフトウェアによる操作の可能性もある。そのためこのデータが、議会内のネットワークを利用している人たちが意図的にポルノサイトを開こうとした回数を正確に反映しているとは考えていない」と話している。(c)AFP