【7月1日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は、中国での事業ライセンス更新期日に当たる30日、中国本土で同社検索エンジンが「一部遮断される」障害が発生したと発表した。中国本土でのアクセシビリティ(アクセスの容易さ)を示す同社サイトにより明らかになったとしている。

 グーグルによると、遮断されたのは「Googleサジェスト」の検索クエリで、通常の検索には問題がないようだという。

 Googleサジェストは、ユーザーが検索ワードを入力すると、想定される語をプルダウンで表示してくれるというもの。例えば「ob,」と入力すると「Obama」が提案される。このサービスのアクセシビリティは、今週に入ってからの数日間は「ほぼ完全にアクセス可能」だった。なお、グーグルが提供する「Gmail」「ニュース」「画像」などのアクセシビリティは30日も「ほぼ完全」だった。

 なお、今回の障害が、検閲をめぐるグーグルと中国当局の対立に関係しているかは不明。中国本土では、グーグルの検索エンジンが前月17、18、20日にも「一部遮断」されている。(c)AFP/Chris Lefkow