【8月26日 AFP】全米通信労働組合(Communications Workers of AmericaCWA)は25日、世界のインターネット接続速度に関する調査結果を発表した。それによると、米国の平均接続速度は世界28位で、前年からの目立った改善もなかった。

 最もダウンロード速度が速いのは韓国の平均20.4Mbpsで、以下日本(15.8Mbps)、スウェーデン(12.8Mbps)、オランダ(11.0Mbps)が続く。米国は韓国のわずか4分の1の速度の平均5.1Mbpsで、前年の4.2Mbpsからわずか0.9Mbps改善したにとどまった。

 報告書は、日本なら12分でアップロードできる高解像度動画が、米国では2時間半かかる計算になると指摘した。

 米国の地域別では、最もダウンロード速度が速かったのは北東部で、最も遅かったのはアラスカ(Alaska)州、アイダホ(Idaho)州、モンタナ(Montana)州、ワイオミング(Wyoming)州などの地域だった。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は各家庭にブロードバンドを導入する方針を示しており、米連邦通信委員会(Federal Communications CommissionFCC)は全米の至る所で高速インターネット接続を可能にする意欲的な計画に着手している。(c)AFP