【2月1日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)で31日、検索結果のすべてのウェブサイトが危険だと表示され、目的のサイトにアクセスできなくなるというトラブルが発生した。

 グリニッジ標準時31日午後2時30分から午後3時25分(日本時間31日午後11時30分から1日午前零時25分)ごろにかけて、検索結果に表示されたすべてのサイトに「Warning! This site may harm your computer(このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります)」などと表示された。

 グーグルの検索エンジン製品担当のバイスプレジデント、マリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)氏は同社の公式ブログで人為的なミスだったことを明らかにした。グーグルはStopBadware.orgという非営利団体と協力して危険なウェブサイトのリストを更新しているが、その際、人為的ミスによりすべてのサイトが危険だとみなされるようになってしまったという。

 グーグルは目的のサイトにアクセスできなかったネットユーザーと各サイトのオーナーに謝罪するとともに、今回の出来事を詳しく調査し、再発防止に努めるとしている。

 グーグルのインターネット検索に占めるシェアは近年着実に伸び、現在は約70%に上っている。(c)AFP