【1月29日 AFP】米下院は28日、来月実施予定の地上波デジタルテレビ放送への完全移行を延期する法案を否決した。下院は民主党が多数を占めており、258対168で賛成が反対を上回ったが、法案を修正なしで可決できる3分の1の賛成は得られなかった。バラク・オバマ(Barack Obama)大統領にとって政権発足後初のつまずきとなった。

 アナログ放送から地デジへの完全移行は2月17日に予定されているが、オバマ大統領は6月12日までの延期を求めていた。米上院は26日、移行延期法案を全会一致で可決していた。

 オバマ大統領の就任前、同大統領の政権移行チームは、多くの人がアナログ放送終了に向けた準備がまだできていないと主張し、移行の延期を求めていた。

 ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領の前政権は、チューナー購入費用の補助のため消費者に40ドル(約3600円)のクーポン券を支給していたが、この計画の資金は底を着き、米調査会社ニールセン(Nielsen)によると、650万以上の世帯で移行への準備ができていないという。(c)AFP