【10月5日 AFP】欧州最大手の独通信ドイツテレコム(Deutsche Telekom)のTモバイル(T-mobile)部門は4日、2006年にTモバイルの1700万人分の顧客情報が盗難の被害にあっていたことを発表した。

 この事件では電話番号、生年月日、住所、Eメールアドレスなどが盗まれ、現在司法調査が進められている。

 Tモバイルの広報担当者は、盗まれた情報に口座情報は含まれていないと述べた。また、同社独自の情報網によると、情報は闇市場で売られていたが、買い手が現れなかったとみられているという。

 Tモバイルは2006年以降、システムのセキュリティーを暫時強化してきたことを明らかにした。

 一方、ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)は、この事件で盗難にあった情報のコピーがすでに出回っていると報じている。(c)AFP