【4月22日 AFP】英スコットランド・エディンバラ動物園(Edinburgh Zoo)は21日、同園で飼育されている英国で唯一のメスのパンダ「甜甜(ティアン・ティアン、Tian Tian)」に人工受精を行ったと発表した。  パートナーのオスのパンダ「陽光(ヤン・グァン、Yang Guang)」との交配がうまくいかなかったため人工授精に切り替えた。ヤン・グァンは「熱烈なラブコール」で迫ったが自然交配には至らず、ティアンティアンのホルモンが36時間の妊娠可能期間に近づいていることを示したため、20日夜間、中国人専門家が介入し人工授精した。一連の過程は計画どおり終わり、パンダは2頭とも元気だが、23日まで一般公開は再開されない。  2頭は2011年12月に中国から貸与されたが、これまで交配には成功していない。今回の人工授精でティアンティアンが妊娠したかどうかは7月中旬まで分からない。もし妊娠していれば、それからわずか数週間後に赤ちゃんパンダが誕生する。(c)AFP