【4月6日 RenewableEnergyWorld.com】ドイツの太陽光発電電力の買い取り価格改定はほぼ決着した。業界紙などは新しい買い取り価格、新しい逓減率、新しい買い取り電力量の上限などを大きく取り上げている。

 詳しい経緯は他にゆずるが、ドイツの再生可能エネルギー政策が次の国政選挙の主な争点になるのは明らかだ。

 北米と異なり、ドイツでの論点は再生可能エネルギー政策を受け入れるか否かという点ではなく(その決定はすでになされている)、再生可能エネルギー技術、特に太陽光発電をどのくらいのペースで普及させていくのか、といった点にある。

 改定によって住宅所有者や中小企業、農業従事者が送電事業者に販売できる電力量は太陽光で発電した電力の80%に制限され、実質的な買い取り価格は公示価格以上に下がる。

 対照的に、地上設置型の大規模太陽光発電システムで発電した電力は、全て公示価格で販売できる。(c)RenewableEnergyWorld.com/Paul Gipe/AFPBB News

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