【1月7日 AFP】台湾の環境保護局は5日、水質汚染防止のため、ブタの「トイレトレーニング」を今後も奨励していく方針を明らかにした。同国南部で実施されて効果が出ていることを受けたもの。

 南部の養豚業者は、2009年末から1万匹のブタにトイレトレーニングを実施している。ブタを引き寄せるために排泄物を塗った特製の「トイレ」を設置し、ブタが近隣の川で排泄するのを防ぐという内容だ。

 これまでに汚水が最大80%削減されたほか、養豚場が清潔になって悪臭が減った、病気になるブタが減って繁殖率が20%向上した、などの成果が挙がっている。

 台湾にいる約600万匹のブタのほとんどは、中部から南部で飼育されている。当局に寄せられる水質汚染に関する苦情のうち約2割が家畜の排泄物に関するものだという。(c)AFP

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