【12月16日 AFP】台湾で2010年中ごろに予定されている水質汚染税の導入を前に、同国南部の養豚業者たちがブタのトイレトレーニングを始めた。

 家畜が近隣の川で排泄するのを防ぐためのトイレトレーニングで、導入する養豚業者は増加している。彼らが使うのは、ブタを引き寄せるために排泄物を塗った特製の「トイレ」だ。結果はとても有望だという。

 雲林(Yunlin)県の養豚業者は、「私の農場でブタがトイレに排泄する割合は95%。清掃がすごく、すごく楽になったよ」と語る。

 水質汚染税の導入を予定している環境保護局(Environmental Protection AdministrationEPA)は、さらに多くの養豚業者にトイレトレーニングを推奨していくという。

 台湾にいる約600万匹のブタのほとんどは、中部から南部で飼育されている。当局に寄せられる水質汚染に関する苦情のうち約2割が家畜の排泄物に関するものだという。(c)AFP