【11月9日 AFP】中国から贈られた台湾初のカップルのジャイアントパンダ、団団(トアントアン、Tuan Tuan)と円円(ユエンユエン、Yuan Yuan)を飼育している台北動物園(Taipei Zoo)は8日、2頭に早く子どもを作らせようと中国から専門家を招いた。出産までには少なくともまだ1年はかかる見通しだ。  団団と円円は同動物園に来て約1年になるが、これまで性的欲求をほとんど見せたことがない。動物園では、中国四川(Sichuan)省にある臥龍(Wolong)パンダ保護研究センターから繁殖の専門家、張和民(Zhang Hemin)所長を招き、2頭の性生活に関するアドバイスを受けた。  帳氏は、2頭を数か月間、別々の飼育舎に離して禁欲的な環境におき、その反動で性欲を誘うようにと助言した。この方法が成功すれば2011年春に交尾し、同年夏には出産の可能性があるという。  動物園ではまた、交尾で使う後ろ足の筋肉を強化するために、2本足で立つ訓練も行っている。  2008年に中国から贈られた際、2頭の間にはすぐに二世が誕生するものと期待されていた。(c)AFP 【関連記事】パンダ2頭、台北に到着 中台関係改善の象徴