【11月29日 AFP】国際捕鯨委員会(International Whaling CommissionIWC)は来月にも、捕鯨に関する規制をめぐる妥協案をさぐるため、交渉を始める見通し。朝日新聞(Asahi Shimbun)が29日、伝えた。

 同紙によると、12月にも欧州で実務者協議が開かれ、来年6月の年次総会に向け、調査捕鯨のほか、保護海域や商業捕鯨の一時禁止(モラトリアム)措置などの協議事項について検討を始めるとみられる。

 すでに日本に対し、年間捕獲目標の削減を求めている国もあるという。

 日本の捕鯨船は11月中旬に南極海に向けて出発。クジラ数百頭を捕獲する予定だが、ホエールウォッチングが人気レジャーとなっているオーストラリアやニュージーランドは、強硬に反対姿勢を示している。(c)AFP