【8月21日 AFP】経済産業省は19日、食料品や洗剤などの日用品に、製造・配送過程における二酸化炭素(CO2)の排出量「カーボンフットプリント」を表示したラベルを貼る計画であることを明らかにした。

 この「カーボンフットプリント制度」の目的について、同省は「消費者に地球温暖化への関心を高めてもらうと同時に、企業にもCO2排出量削減に向けてのモチベーションを高めてもらうため」と説明している。

 2009年4月からの会計年度で導入する予定だが、対象となる商品などは未定。同様の制度は、英仏などの先進国で既に導入されている。

 同省は、1つの例として、ポテトチップス1袋のCO2排出量は75グラムとする研究結果を紹介している。うち44%はジャガイモの生産、30%は加工、15%は包装、9%は配送、残り2%は袋の廃棄で生じるという。(c)AFP