【3月7日 AFP】ロンドン(London)の日本大使館で6日、米環境保護団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」の活動家らが大使館内に侵入し抗議活動をする騒ぎがあり、日本政府は7日、強く抗議するとともに大使館の警備を強化するよう地元警察に要請した。

「シー・シェパード」の活動家は、大使館の3階バルコニーに自らの体を縛ったうえで、日本の国旗を半旗にして、「不法な捕鯨を中止せよ」と書かれた横断幕を掲げた。

 また、「シー・シェパード」のメンバーと名乗る別の女性活動家が大使館の敷地内に侵入し、要請に応じて退去するまで15分間にわたり捕鯨反対を叫んだ。

 高村正彦(Masahiko Koumura)外相は7日、「組織的な犯罪であるとすれば許し難い」と強く非難。外務省は声明で、在英日本大使館の警備員を増強するとともに、現地警察に警備を強化するよう要請したと発表した。(c)AFP