【2月15日 AFP】英国の五輪委員会(British Olympic AssociationBOA)が今年8月に開催される北京五輪で、同国選手団に必要に応じて大気汚染防御マスクの着用を認めることを検討している。

 サイモン・クレッグ(Simon Clegg)BOA専務理事は14日の英タイムズ(Times)紙で、「競技上の問題」だと指摘し、「ライバルに勝ち、メダルを獲得するのがわれわれの目的だ」と強調した。

 また、「中国当局が8月までに問題に対処し、選手が対策を取らなくてもよくなるよう望んでいる」と述べる一方、「わが国の選手が有利に戦えるよう配慮するのがわれわれ(BOA)の役目。選手が最高のパフォーマンスを行える環境を整えるため、あらゆる戦略を実施する必要がある」と語った。

 BOA広報は14日午後、競技中のマスク着用についてはまだ検討中だと発表している。米、オーストラリア、カナダの各五輪委員会は、競技中の選手のマスク着用は認めない見通しだ。(c)AFP