【12月3日 AFP】インドネシアの国営アンタラ(Antara)通信が3日報じたところによると、ジャワ(Java)島のスラゲン(Sragen)ではこのたび、新しく結婚するカップルまたは離婚する夫婦を対象に、植樹が義務化されたという。愛情をちょっと地球におすそ分けし、地球温暖化対策に貢献しようという試みだ。

 報道によれば、結婚予定の人はチークやマホガニーといった広葉樹の苗木5本を植えなければならない。苗木は自分たちで用意するか、2万5000ルピア(約300円)で買って、結婚式の立会人に提出する。その後、苗木を受け取った当局が植樹するとしている。

 一方、離婚する夫婦の場合は、苗木25本か4万ルピア(約470円)を寄付しなければならないという。

 当局者はアンタラ通信に対し、「寄付金は苗木の購入に充てられ、購入された苗木は夫婦の住む地域に植えられる。地球温暖化対策の一環と位置づけている」と説明している。(c)AFP