【4月19日 AFP】英王室のキャサリン妃(Catherine,Duchess of Cambridge)の妹ピッパ・ミドルトン(Pippa Middleton)さんと前週末に仏パリ(Paris)で車に同乗していた男性が、パパラッチに銃口を向けている写真が英大衆紙サン(The Sun)に掲載され騒動となっているが、ピッパさんをパリに招待したファッションデザイナーで子爵の称号を持つアルトゥール・ドスルトレ(Arthur de Soultrait)氏は18日、銃はおもちゃで冗談のつもりが大事になってしまったと釈明し、ピッパさんに謝罪したことを明かした。

 ピッパさんは、ドスルトレ氏が「18世紀の仮装舞踏会」を模した誕生パーティーに招待し、パリを訪れていた。

 ドスルトレ氏はAFPに宛てた声明で、ピッパさんはパリ滞在中、常時、危険なほどパパラッチに付きまとわれ、サン紙に掲載された事件が起きた14日も、カメラをかまえたパパラッチらに追われていたと指摘。乗っていたオープンカーを運転していたドスルトレ氏の友人が「ふざけて、おもちゃの銃をパパラッチに向けた」と説明した。

「驚いたピッパは、すぐに止めるように言った。彼女にとって、それは愉快なことではなかった」(ドスルトレ氏)

 この友人の男性はピッパさんとは数時間前に会ったばかりで、ドスルトレ氏は「この事件について、特に、何の非もないピッパに非難が浴びせられたことは痛恨の極みだ」と述べ、ピッパさんに謝罪したことを明らかにした。

 一方、この事件をパリ市警が捜査中という報道について同市警は、AFPの問い合わせに対し、報道内容を否定。嫌疑対象となっている人物もいないと回答した。ただ、市警には英メディアから電話が殺到しており、警察官らがその対応に追われているという。(c)AFP

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