【10月26日 AFP】故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの最後のリハーサル映像を収めた映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(This Is It)』が、いよいよ27日(米時間)に全世界同時公開される。

 以下に、マイケルさんの死亡から映画公開までの経過をまとめた。

-6月25日:米ロサンゼルス(Los Angeles)の自宅で、心停止のため死去。50歳。

-26日:検視局は初期の検視で事件性はないと判断。最終的な死因の確定は毒物検査の結果まで延期される。

-27日:遺族が2回目の検視を求める。25日にマイケルさんの自宅にいたコンラッド・マーレー(Conrad Murray)医師が、自分は容疑者ではないと主張。

-29日:ロサンゼルス郡上級裁判所が、マイケルさんの母キャサリン(Katherine Jackson)さん(79)を、3人の遺児長男プリンス・マイケル(Prince Michael)君(12)、長女パリス・キャサリン(Paris Katherine)さん(11)、次男プリンス・マイケル2世(Prince Michael II)君(7)の暫定後見人と、ネバーランドやビートルズ(The Beatles)の楽曲の版権を含む遺産の暫定管理人に任命。

-30日:マイケルさんを担当していた看護師が、マイケルさんが数か月前から睡眠導入のために強力な麻酔薬を要求していたと明かす。

-7月4日:捜査員がマイケルさんの自宅から強力な鎮静剤プロポフォールを見つけたと報じられる。

-7日:著名人も出席した追悼式がロサンゼルスで行われる。テレビ中継され、世界中で数百万人が視聴した。

-12日:マイケルさんの姉ラトーヤ(La Toya Jackson)さんが英紙のインタビューで、マイケルさんは「悪い取り巻き」に殺されたと語る。

-22日:捜査当局がテキサス(Texas)州ヒューストン(Houston)にあるマーレー医師の診療所を家宅捜索。マーレー氏の弁護士は、警察はマイケルさんの死に故殺の疑いがあるとみて捜査していると語る。

-28日:捜査当局がマーレー氏のラスベガス(Las Vegas)の自宅も家宅捜索。

-8月3日:ロサンゼルスの裁判所がキャサリンさんに3人の遺児の養育権を認める。これに先立ち、キャサリンさんとマイケルさんの前妻デボラ・ロウ(Debbie Rowe)さんが、ロウさんに2人の子どもプリンス・マイケル君、パリス・キャサリンさんとの面会権を認めることで合意。

-10日:ロサンゼルス郡検視当局が、検視は終了したが捜査終了まで結果は公表しないと発表。

-24日:マーレー氏がマイケルさんに6週間にわたり不眠症治療のため強力な麻酔剤プロポフォールを毎晩投与していたことを、マイケルさん死去から2日後に認めた宣誓供述書が公開される。

-28日:ロサンゼルス郡検視当局がマイケルさんの死を殺人と断定。プロポフォールが引き起こした急性中毒が直接の死因だが、体内からそのほか5種類の薬物が見つかったと発表。

-29日:生きていれば、マイケルさん51歳の誕生日。世界各地でファンが記念イベントを開催。

-9月3日:フォレストローン墓地(Forest Lawn Memorial Park)に埋葬される。

-10月27日:リハーサル映像を収めた映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』が公開される。

(c)AFP