M・ジャクソンさん遺児めぐり、親権争いの可能性
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【6月29日 AFP】25日に急逝した米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの3人の遺児について、ジャクソン家の弁護士が、ジャクソンさんの実母で子どもたちの祖母にあたるキャサリン・ジャクソン(Katherine Jackson)さんが、孫たちの親権を主張するだろうと発言した。
ジャクソンさんは2人目の妻だった看護師のデビー・ロウ(Debbie Rowe)さんとの間に、プリンス・マイケル(Prince Michael)ちゃん(12)とパリス・キャサリン(Paris Katherine)ちゃん(11)の2人の子どもがいる。さらに、2002年には代理母出産で3人目の子ども、プリンス・マイケル2世(Prince Michael II)ちゃん(7)が生まれた。ロウさんとは1999年10月に3年間の結婚生活を経て離婚しており、代理母の氏名は公表されていない。
ジャクソンさんの急死以来、子どもたちは全員、キャサリンさんの元にいる。
ロサンゼルス(Los Angeles)で行われたケーブルテレビ局、ブラック・エンターテイメント・テレビジョン(Black Entertainment Television、BET)主催の音楽/エンターテイメント賞、BETアウォード(BET Awards)の授賞式に現れたジャクソン家の弁護士、ロンデル・マクミラン(Londell McMillan)氏はCNNテレビに対し、「キャサリンさんが子どもたちの親権を主張するだろう」と明らかにした。
■実母ロウさんが親権獲得のチャンスは高い
報道によると、上の2人の子どもたちの実母であるロウさんは、いったんは親権を放棄する文書に署名したとされるが、家族法に詳しい専門家らは、ロウさんが唯一の実の親となったことから2人の子どもの親権を得られる可能性は高いとみている。
家族法関連の訴訟を専門とするフレッド・シルバーバーグ(Fred Silberberg)弁護士は、ロウさんには、プリンス・マイケルちゃんとパリスちゃんの親権獲得のチャンスは十分にあるという。「一般的にカリフォルニア(California)州では生物学上の親であることがすべてに勝る」と同弁護士は前週、AFPの取材で語った。
■ジャクソン家は訴訟になれば徹底抗戦
しかし、ジャクソン家のマクミラン弁護士は、「子どもたちは祖母のジャクソン夫人に非常に大切にされている。ジャクソン夫人以上に子どもたちにふさわしい人物も思いつかないし、ジャクソン家の愛に満ちた環境以上の環境も思いつかない」と述べ、ロウさんが親権を求めることになれば、ジャクソン家からは強い抵抗があるだろう点をほのめかした。
ロウさんは離婚後、目立たないように暮らし、前週のジャクソンさんの死後も公に声明を発表していない。しかし、本人が沈黙を守るなか、ロウさんの意図に関する報道は錯綜している。元同僚とされる人物が、ロウさんは現在はジャクソンさんの死にショックを受けているが、時が来れば親権を求めることになるだろうと発言したという情報の一方で、2人の子どもは実はジャクソンさんの子ではないとの説も再び浮上している。
この憶測を再燃させたのは英大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールド(News of the World)で、ロウさん自身の発言として、ジャクソンさんは実父ではなく、2人の子どもたちは「匿名の精子提供者の精子を人工授精して生んだ」という話を引用した。(c)AFP
ジャクソンさんは2人目の妻だった看護師のデビー・ロウ(Debbie Rowe)さんとの間に、プリンス・マイケル(Prince Michael)ちゃん(12)とパリス・キャサリン(Paris Katherine)ちゃん(11)の2人の子どもがいる。さらに、2002年には代理母出産で3人目の子ども、プリンス・マイケル2世(Prince Michael II)ちゃん(7)が生まれた。ロウさんとは1999年10月に3年間の結婚生活を経て離婚しており、代理母の氏名は公表されていない。
ジャクソンさんの急死以来、子どもたちは全員、キャサリンさんの元にいる。
ロサンゼルス(Los Angeles)で行われたケーブルテレビ局、ブラック・エンターテイメント・テレビジョン(Black Entertainment Television、BET)主催の音楽/エンターテイメント賞、BETアウォード(BET Awards)の授賞式に現れたジャクソン家の弁護士、ロンデル・マクミラン(Londell McMillan)氏はCNNテレビに対し、「キャサリンさんが子どもたちの親権を主張するだろう」と明らかにした。
■実母ロウさんが親権獲得のチャンスは高い
報道によると、上の2人の子どもたちの実母であるロウさんは、いったんは親権を放棄する文書に署名したとされるが、家族法に詳しい専門家らは、ロウさんが唯一の実の親となったことから2人の子どもの親権を得られる可能性は高いとみている。
家族法関連の訴訟を専門とするフレッド・シルバーバーグ(Fred Silberberg)弁護士は、ロウさんには、プリンス・マイケルちゃんとパリスちゃんの親権獲得のチャンスは十分にあるという。「一般的にカリフォルニア(California)州では生物学上の親であることがすべてに勝る」と同弁護士は前週、AFPの取材で語った。
■ジャクソン家は訴訟になれば徹底抗戦
しかし、ジャクソン家のマクミラン弁護士は、「子どもたちは祖母のジャクソン夫人に非常に大切にされている。ジャクソン夫人以上に子どもたちにふさわしい人物も思いつかないし、ジャクソン家の愛に満ちた環境以上の環境も思いつかない」と述べ、ロウさんが親権を求めることになれば、ジャクソン家からは強い抵抗があるだろう点をほのめかした。
ロウさんは離婚後、目立たないように暮らし、前週のジャクソンさんの死後も公に声明を発表していない。しかし、本人が沈黙を守るなか、ロウさんの意図に関する報道は錯綜している。元同僚とされる人物が、ロウさんは現在はジャクソンさんの死にショックを受けているが、時が来れば親権を求めることになるだろうと発言したという情報の一方で、2人の子どもは実はジャクソンさんの子ではないとの説も再び浮上している。
この憶測を再燃させたのは英大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールド(News of the World)で、ロウさん自身の発言として、ジャクソンさんは実父ではなく、2人の子どもたちは「匿名の精子提供者の精子を人工授精して生んだ」という話を引用した。(c)AFP