【5月23日 AFP】米テレビ番組内で、結婚相手について「フィリピン人の『メールオーダーブライド(低開発国の女性が載った結婚カタログ)』で見つける」と発言し、フィリピン政府から公式に謝罪を要求されていた米ハリウッド俳優のアレック・ボールドウィン(Alec Baldwin)が20日、オンライン・ニュースサイト「ハフィントン・ポスト(Huffington Post)」のブログに謝罪文を掲載した。

 ボールドウィンは、謝罪文で「大半の人は、わたしの発言が冗談だったと理解してくれると信じているが、お怒りになった皆さんに謝罪する」と述べた。

 ボールドウィンは、12日放映のデビッド・レターマン(David Letterman)司会のトーク番組にゲスト出演。その発言が動画投稿サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿され、世界中のフィリピン人社会から激しい怒りが沸き起こった。

 フィリピンの上院議員少なくとも3人が、「メールオーダーブライド」業はフィリピンでは違法だと主張して、ボールドウィンに公式に謝罪するよう求めていた。また、フィリピンのセシリア・リボン(Cecilia Rebon)駐ニューヨーク(New York)総領事も、トーク番組のプロデューサーとボールドウィンに「侮辱的な発言に対し謝罪を求める」とする書簡を送付した。(c)AFP


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