【1月25日 AFP】22日にノミネート結果が発表された第80回アカデミー賞(80th Academy Awards)で、ケイト・ブランシェット(Cate Blanchett、38)が主演・助演の2部門にノミネートされ、ハリウッド有数の名女優として「オスカーの常連」入りを果たした。

■エリザベス1世の役で2回目の主演女優賞候補に

 ブランシェットは1998年に映画『エリザベス(Elizabeth)』でエリザベス1世役を演じ、同年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。この作品は当時無名の新人だったケイト・ブランシェットを、一躍スターダムに押し上げた。皮肉なことに、今回ブランシェットが主演女優賞候補となった役は『エリザベス』で演じたのと同じ役、つまり続編である『エリザベス:ゴールデン・エイジ(Elizabeth: The Golden Age)』で演じたエリザベス1世だ。

 これまで、続編で演じた同じ役でアカデミー賞候補になった俳優は、ポール・ニューマン(Paul Newman)、ビング・クロスビー(Bing Crosby)、ピーター・オトゥール(Peter O'Toole)、アル・パチーノ(Al Pacino)の4人だけ。

 また、過去に主演・助演の2部門でその年のアカデミー賞を受賞した俳優は1人もいない。両部門でのアカデミー賞同年ノミネートという偉業を達成した俳優は、ブランシェットのほか、ジェイミー・フォックス(Jamie Foxx)、ジュリアン・ムーア(Julianne Moore)、アル・パチーノ(Al Pacino)など10人いる。

■ボブ・ディラン役の助演女優賞受賞は確実?

 ブランシェットは、トッド・ヘインズ(Todd Haynes)監督によるボブ・ディラン(Bob Dylan)の伝記映画『アイム・ノット・ゼア(I'm Not There)』で、若き日のボブ・ディラン(Bob Dylan)を演じ、アカデミー賞助演女優賞にもノミネートされている。

『アビエイター(Aviator)』では大女優キャサリン・ヘプバーン(Katharine Hepburn)役を見事に演じ、05年にアカデミー賞助演女優賞を獲得した。

 ブランシェットは主演女優賞部門で、ベテラン英女優ジュリー・クリスティ(Julie Christie)(『アウェイ・フロム・ハー 君を想う(Away From Her)』)や仏女優マリオン・コティヤール(Marion Cotillard)(『 エディット・ピアフ~愛の讃歌~(La Vie En Rose)』)らと、激しく競い合うことになると予想されている。

 一方、すでに『アイム・ノット・ゼア』でゴールデン・グローブ助演女優賞を獲得していることから、ブランシェットはアカデミー賞でも2度目の助演女優賞受賞の可能性が高いとみられている。(c)AFP