【4月30日 AFP】米歌手レディー・ガガ(Lady Gaga)が27日、韓国ソウル(Seoul)で、ワールドツアー「ボーン・ディス・ウェイ・ボール(The Born This Way Ball)」をスタートさせ、約5万人のファンを魅了した。

 同公演は18歳未満入場禁止に指定されたため、入場者は入口で身分証を提示し、「18歳以上」と書かれたブレスレットを手首にはめた。

 ガガは光沢のある黒いボディースーツを身にまとい、巨大な黒いヘッドピースを付け、馬に乗ってステージに登場。「あなたたちの国が私のショーを18禁に指定したと聞いたわ。だったら、必ずそうしてあげる」と叫ぶと、来場者からは歓声が上がった。

 ステージ上では、マシンガンを撃ったり、グループセックスや女性同士のセックスをまねるシーンが繰り広げられたほか、ダンサーやガガ自身が作り物の肉ひき機に投げ入れられる演出もあった。

■公演に対する反対運動

 来場者の中には奇抜なガガの衣装をまねたファンや、ガガをたたえるフェースペイントを施したファンの姿が多く見られた。

 しかし、ガガは同性愛を擁護しておりパフォーマンスも露骨に性的だとして、一部宗教団体による反対運動も行われた。会場周辺では祈りを捧げる20人ほどの姿が見られたほか、「ガガ、帰れ!」、「純血、貞節」などと書かれたプラカードを掲げる海外のキリスト教団体のメンバーもいた。(c)AFP

【写真ギャラリー】会場に集まったファンや反対派