【10月12日 AFP】米歌手故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の未発表曲『This Is It』が急逝から約4か月経った12日午前0時、ウェブサイト「www.MichaelJackson.com」で公開された。

 ソニー・ミュージックエンタテインメント(Sony Music Entertainment)は「世界で最も尊敬されるアーティストの1人にとって、音楽史上に残るもう一つのエキサイティングな瞬間だ」と発表した。

This Is It』は、マイケルの兄弟たちがバックボーカルを務め、28日に世界公開される映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT(Michael Jackson's This Is It)』の最後のシーンで流れる。映画の公開に合わせて今月下旬に発売される同名タイトルの2枚組CDアルバムにも収録されている。

 2枚組アルバムの1枚目は、『ビリー・ジーン(Billie Jean)』『スムーズ・クリミナル(Smooth Criminal)』『ヒューマン・ネイチャー(Human Nature)』『スリラー(Thriller)』などの大ヒット曲を、映画に登場する順に収録。最後に『This Is It』のオリジナルと、オーケストラ入りの2バージョンで締めくくる。

 2枚目はマニア向けで、往年の名曲『あの娘が消えた(She's Out Of My Life)』『スタート・サムシング(Wanna Be Startin' Somethin')』『今夜はビート・イット(Beat It)』の制作初期のデモバージョンを収録。最近見つかったマイケルによる詩『プラネット・アース(Planet Earth)』の朗読も収めている。

 同社によると、まぼろしとなったロンドン(London)公演に向けて、米ロサンゼルス(Los Angeles)のステープルズ・センター(Staples Center)で行われていたリハーサル風景の写真も公開される。(c)AFP

【参考】マイケル・ジャクソンの未発表曲『This Is It』が公開されているウェブサイト「Michael Jackson's This Is It」(英語)