【4月16日 AFP】映画「アイアンマン(Iron Man)」シリーズではスーパーヒーローにして天才的技術者を演じているロバート・ダウニー・Jr.(Robert Downey Jr.)だが、共演のグウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)とは違って、フランス語はお手上げなようだ──。16日にパリ(Paris)で行われた新作『アイアンマン3(Iron Man 3)』の記者会見で告白した。

 1990年代のいくつかの配役の中で英国風の発音をマスターしてみせたパルトロー。パリでの記者会見では、流ちょうなフランス語で質問に答え、その言語能力の高さを披露した。

 一方のダウニー・Jr.は、記者団にこう語った。「フランス語が話せてもおかしくはないのだが、(あいにく)オオカミに育てられてしまった。私は動物なのだ」

「彼女(パルトロー)はあれやこれやのすてきな学校に進学した…(だが)刑務所ではフランス語を教えてくれなかったんだ」と、過去に薬物使用で服役したことのあるダウニー・Jr.は語った。

■ハリウッドが照準定める中国市場

「アイアンマン」シリーズの過去2作は、世界中で大ヒットし、12億ドル(約1200億円)の興行収入を上げている。最新作の『アイアンマン3』は中国の映画会社との共同製作で、撮影の一部は中国で行われた。

 世界で最も急速に興行収入が増加している中国は、ハリウッドの映画スタジオにとってのいわば聖杯となっている。中国国営の新華社(Xinhua)通信によれば、2011年の中国における映画興行収入の総額は、2010年から30%増加し、130億元(約2100億円)に達した。

『アイアンマン3』はフランスで4月24日に封切られ、英国で同26日、米国で5月3日から上映が始まる。(c)AFP