【11月10日 AFP】映画「007」シリーズ最新作『007 スカイフォール(Skyfall)』でジェームズ・ボンド(James Bond)役を再び演じる英俳優ダニエル・クレイグ(Daniel Craig、44)が、本当はこの役を早く降板したかったとの心境を明かした。9日発売の米誌ローリング・ストーン(Rolling Stone)が掲載したインタビューで、クレイグはこのほか、自分のことをインターネットで検索する癖がやめられないこと、フルヌードの撮影には抵抗がないことも語っている。

 ボンド役について「最初から降りるつもりだったが、離してもらえなかった。だからあと2作やることに合意した」と明かした。またインタビュー当時は未公開だった『スカイフォール』について「新作はどうなるかな。ビジネスはビジネスだからね」と語った。

『スカイフォール』は既に世界で3億2000万ドル(約250億円)もの興行成績を上げている。米国では同誌の発売と同じ9日に公開され、米調査会社エグジビター・リレーションズ(Exhibitor Relations)の予想では初週末の興行成績は7500万ドル(約60億円)に達する見込みだ。

 普段はメディアに多くを語らないクレイグだが、相手からうかつな一言を引き出すことに定評のあるローリング・ストーン誌の記者とのインタビューではビールを交えながら、自分のことをネットで検索することがやめられないとも告白した。

「本当に自分でもやめようと思うのだけれど、いくら頑張ってもやめられないんだ」

「パソコンにロックをかけたほうがいいかもな…これは病気なんだから。それしかない。でもたまに開いてポルノを見るかもしれない。何だよ、僕だって人間なんだから」

 また過去に出演した『Some Voices』(2000年)などでフルヌードを披露しているクレイグは、次のように語った。「裸になることを気にしたことはない。男だろうが女だろうが、裸体を見ても何とも思わない。舞台を全裸で演じたこともあるし、映画でも何回もやっている。でもボンド映画ではやらないよ」(c)AFP