【9月28日 AFP】映画『タイタニック(Titanic)』でケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)演じるヒロイン、
ローズ・カルバート(Rose Calvert)の101歳になった姿を演じ、アカデミー賞(Academy Awards)助演女優賞にノミネートされた女優グロリア・スチュアート(Gloria Stuart)さんが26日、米ロサンゼルス(Los Angeles)市内の自宅で死去した。100歳。家族が27日、発表した。

 映画データベースIMDBによれば、スチュアートさんは1930年代にスクリーンで活躍するも40年代初めから長期にわたって女優業を休業し、画家として活動した。

 70年代になると再びテレビや映画に出演するようになるが、スチュアートさんの名を世界に知らしめたのは『タイタニック』での演技だった。当時87歳だったスチュアートさんは、沈みゆく豪華客船で出会ったレオナルド・ディカプリオ(Leonard DiCaprio)演じるジャックとの情熱的な恋を思い出す101歳のオールド・ローズ(Old Rose)を演じた。

 娘のシルビア・トンプソンさんによれば、スチュアートさんは5年前に肺がんを患い、以前には乳がんも克服していたという。シルビアさんは米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)に、「とても強い女性だった」と語っている。(c)AFP