【5月13日 AFP】オリバー・ストーン(Oliver Stone、61)監督が手掛けたジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領の伝記映画が、11月に行われる大統領選の3週間前に公開される。エンターテインメント情報紙デイリー・バラエティ(Variety)が、9日に報じた。

W』というシンプルなタイトルの同作品が公開されるのは、10月17日。ブッシュ大統領の後継者を選ぶ大統領選はその約3週間後の11月4日に行われる。ブッシュ大統領を『ノーカントリー(No Country for Old Men)』のジョシュ・ブローリン(Josh Brolin)、ローラ(Laura Bush)夫人をエリザベス・バンクス(Elizabeth Banks)が演じる。

 撮影は今週からスタートする予定だが、同作品に対する関心は非常に高い。

 ストーン監督は次のように語る。「テレビから流れてくる規制されたイメージ以外で、我々はブッシュ大統領についてほとんど何も知らない。この映画では、その舞台裏を大胆に描く」

 ストーン監督はこれまでにも、2人の元大統領を描いた『ニクソン(Nixon)』や『JFK』など、歴史上の人物を扱った作品を数本手掛けている。

 アカデミー賞(Academy Awards)に関しては、1979年に『ミッドナイト・エクスプレス(Midnight Express)』で脚本賞を受賞。1987年には『プラトーン(Platoon)』、1990年に『7月4日に生まれて(Born on the Fourth of July)』で監督賞を受賞し、計3つのオスカーを獲得している。(c)AFP