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米軍の捕虜拷問を批判した作品、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞に

  • 2008年02月26日 11:39 発信地:ハリウッド/米国
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2008年2月24日、米カリフォルニア州ハリウッド(Hollywood)の第80回アカデミー賞(80th Academy Awards)授賞式で、『「闇」へ』で長編ドキュメンタリー賞を獲得したアレックス・ギブニー(Alex Gibney)監督(右)とプロデューサーのEva Orner。(c)AFP/Robyn Beck

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【2月26日 AFP】アフガニスタンの米軍基地内で同国人のタクシー運転手が拷問の末、死亡した事実に迫るドキュメンタリー『「闇」へ(Taxi to the Dark Side)』が、第80回アカデミー賞(80th Academy Awards)の長編ドキュメンタリー賞を獲得した。

『「闇」へ(Taxi to the Dark Side)』は、2002年にアフガニスタンのバグラム(Bagram)米軍基地の拘置所でDilawarさん(享年22歳)が拷問を受けて死亡した事件を題材にした問題作。監督は、ヒット作『エンロン 巨大企業はいかにして崩壊したのか?(Enron: The Smartest Guys in the Room)』も手掛けたアレックス・ギブニー(Alex Gibney)。

 死因を調査した結果、同運転手が繰り返し暴行を受け、数日間拘置所の天井からつり下げられていたことが明らかになっている。漏洩した軍内部の報告によれば、Dilawarさんは無実だと判明したあとも虐待を受けていたという。

  同作品は、「テロとの戦い」での米軍による捕虜の扱いを批判し、尋問は自滅的行為だと結論づけている。

 ギブニー監督は授賞式で、『「闇」へ』を今は亡き2人、Dilawarと父に捧げたいと語った。監督の父親は第二次世界大戦中、海軍で日本兵の捕虜を取り調べ取調官で、日本語を学び、日本語版のブリタニカ百科事典(Encyclopadia Britannica)を編纂した経験もあった。米軍による捕虜の虐待がメディアで報じられ始めたころ、ギブニー監督に「カメラを取れ。わたしはとても腹立たしく思っている。このことをお前に話しておきたい」と言って、この作品の撮影を勧めたのだという。

 ギブニー監督は、「暗闇から脱して、この国を光り輝く明るい国へ変えていきましょう」と述べて受賞スピーチを締めくくった。(c)AFP/Rob Woollard

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