【9月28日 AFP】ロバート・レッドフォード(Robert Redford)監督が、映画化されるリチャード・クラーク(Richard Clarke)氏の手記『爆弾証言 すべての敵に向かって(Against All Enemies)』でメガホンをとることが分かった。エンターテイメント業界誌バラエティ(Variety)が27日に報じた。

 バラエティ誌によれば、政治ドラマ『Lions for Lambs』の撮影を終えたばかりのレッドフォード監督は、制作資金が工面できれば本作の撮影に取りかかるという。

 テロ対策のアドバイザーとして3人の米大統領に仕えたクラーク氏は、2004年に出版した同著で、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領が2001年9月11日の米同時多発テロ以前もそれ以降も、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)への対処よりもイラク政策を優先していたと批判する人物。

 バラエティは、本作品にショーン・ペン(Sean Penn)やヴィンス・ヴォーン(Vince Vaughn)らも出演するのではないかと伝えているが、ペンは出演料の問題からクラーク氏役での出演をためらっているという。(c)AFP