【9月1日 AFP】大人気ハリウッド俳優、ジョージ・クルーニー(George Clooney)が31日、記者会見で「ネスレ(Nestle)の人目を引く広告に出演しているが、ネスレが非難されている企業だということとクルーニーはどう折り合いをつけているか。」と質問する記者に対していら立ちを見せた。

クルーニーは第64回ヴェネチア国際映画祭(64th Venice International Film Festival)で自身最新作の『Michael Clayton』上映前に開催された記者会見で、ネスレのネスプレッソ(Nespresso)の広告について質問を受けた。同広告に出演するクルーニーは、ネスレのために出演したのではなく単にネスプレッソの広告に出演しただけだと話した。

「私は生計を立てるために時々広告にも出演しますが、あなた方に謝罪するつもりはありません。不愉快な質問だと思います。」とクルーニーは真顔で応えた。

ネスレはスイスに拠点を置く多国籍食品会社で、発展途上国における乳児用ミルクのマーケティング方法がかねてから非難されてきた。論争が発展して、1970年代後半には不買運動が起こった。(c)AFP