【9月7日 MODE PRESS】ユダヤ人を差別する発言をしたとして侮辱罪で起訴されたデザイナー、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)の判決が9月8日に言い渡される。しかし、弁護士によるとガリアーノ本人は出廷しない予定だという。

 ガリアーノは事件後、「クリスチャン ディオール(Christian Dior)」と自身のブランド「ジョン・ガリアーノ」を解雇され、現在は精神安定剤やアルコール依存の治療のため米アリゾナ州にあるリハビリ施設に通っている。6月22日、パリで行われた初公判には出廷していた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)のジャーナリスト、クリスティーナ・パッサリエッロ(Christina Passariello)は、「9月8日にガリアーノの判決が言い渡されるが、彼の専属弁護士によるとガリアーノ本人は出廷しないようだ」とツイッターに投稿。

 ガリアーノの弁護士、オーレリアン・アメル(Aurelien Hamelle)氏は「確実に言えることは、ガリアーノは病気だったということです。彼は、アルコール、精神安定剤、睡眠薬という3つの依存症に苦しんでいました」とコメント。また、ガリアーノは自分が反ユダヤ主義的な発言をしている動画を無念に思っているという。「ガリアーノはそのとき変性意識状態にあり、記憶にないのです。動画に残されたガリアーノの発言は、彼の考えによるものではありません。彼は反ユダヤ主義者でも人種差別主義者でもないのです」と語った。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS

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