【1月4日 AFP】男性スタイル誌「GQ」の英国版が選ぶ「ワーストドレッサー2010年」の第1位に、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記を押しのけて、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)英首相が選ばれた。

 前年は3位だったブラウン首相。今年は「典型的な英国ファッションの最たる者」との評価を得、金総書記や、ヒールの高い靴を履いている点を「背丈よりもファッションに気を配るべき」と評された身長165センチのニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)仏大統領を押しのけて、堂々1位を獲得した。しかし、総選挙に向けて低支持率に苦慮するブラウン首相にとっては「泣きっ面に蜂」といったところ。

 ワースト10には、ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)ロンドン市長も入った。

 一方、栄えあるベストドレッサー第1位には、映画「トワイライト(Twilight)」シリーズのバンパイア(吸血鬼)青年役で人気急上昇の英俳優ロバート・パティンソン(Robert Pattinson)が選ばれた。

 2位は英ポップ・バンド「テイク・ザット(Take That)」のメンバーらで、その他ベスト10には映画「007」シリーズでジェームズ・ ボンド(James Bond)を演じる英俳優のダニエル・クレイグ(Daniel Craig)などが名を連ねた。サッカー選手のデービッド・ベッカム(David Beckham)は、トップ10圏外だった。

 ちなみに、総選挙でブラウン首相と戦う英野党・保守党のデービッド・キャメロン(David Cameron)党首は、ベストドレッサー8位に選ばれている。(c)AFP

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