【東京 18日 AFPBB News】1830年にパリで創業した、銀製品の老舗「クリストフル(Christofle)」がホームウェアとアクセサリーの新作コレクションを発表した。

■定番デザイナーの新作が充実

 177年続く「クリストフル」の伝統に、現代的なデザインで新たな風を吹き込んだのはアンドレ・プットマン(Andree Putman)や、マーティン・ツェケリー(Martin Szekely)などの著名なデザイナーたちだ。

 プットマンは、“アシンメトリーな円”をモチーフに05年から発表しているアクセサリーライン「コレクション925(COLLECTION925)」シリーズの新作5点に加え、ハートをモチーフにした新ライン「コレクション925 ハート(COLLECTION925 HEART)」8点を発表した。

 ツェケリーが手がけるホームコレクション「ラディウス(RADIUS)」からは、キャンドルホルダーやフォトフレームなど7点が登場。シンプルでモダンなフォルムが美しいキャンドルホルダーは、花器としても使用できる。

 エヴリン・ジュリアン(Evelyne Julienne)は、キッズライン「チャーリーベア(CHARLIE BEAR)」を展開。 キュートなクマのチャーリーが描かれたベビーカップやカトラリーは、ちょっとした贈り物にも最適だ。
 
■USBメモリーやコンドームケースも

 実験的な作風で知られる、バロン、ギャディ、ギャロワ(Baron,Gady,Galloy)の「マルリーテック(MARLY TECH)」は、花柄模様がエレガントなUSBメモリースティックや名刺入れをはじめとした、働く女性に相応しアイテムを発表。

 サヴィネル&ロゼ(Savinel&Roze)の「スカル(TETES DE MORT)」シリーズには、どくろモチーフのピンブローチ、携帯ストラップなど実用性の高いラインナップが並ぶ。

 純銀製の「エカル コンドームケース(ECAL)」は、2006年の「ミラノサローネ国際家具見本市」イベントの一環としてある美術学校の学生がクリストフルのためにデザインしたもの。洗練されたフォルムと、溢れるユーモアは大人のための一品と言えるだろう。

 新作コレクションは6月から11月にかけて発売。「エカル コンドームケース」は9月、東京・青山のクリストフル・パビリオン・青山で限定発売される。(c)AFPBB News/クリストルフ