【3月3日 AFP】国連難民高等弁務官事務所(UN High Commissioner for RefugeesUNHCR)の親善大使を務める米女優アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんが1~2日、アフガニスタンを電撃訪問し難民と面会した。UNHCRが2日、発表した。

 ジョリーさんは2日間にわたって難民のもとを訪れ、タリバン(Taliban)の支配下から国外へ脱出したアフガニスタンの市民が再び同国の社会に復帰するためにはさらなる対応が必要だとするコメントを出した。

「今後は(難民の)社会復帰に焦点を当てるべき。避難所を作るだけではなく、飲料水、雇用、学校、医療施設を確保しなければならない」(ジョリー)

 UNHCRによれば、タリバン政権崩壊後の2002年以降、550万人の難民がアフガニスタンに戻っている。多くはパキスタンやイランに逃れた人びとで、彼らの帰国により国の人口が20%増加したという。

 現在、タリバンによる攻撃が続く同国には、治安維持のため14万人の国際部隊が駐留している。(c)AFP

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