【3月27日 AFP】米国の大ヒットテレビシリーズ『24(Twenty Four)』が、今シーズン(シーズンⅧ)限りで番組終了となる。米FOXテレビが26日、米映画業界メディアに明らかにした。

『24』シリーズで主演・プロデューサーを務める米俳優キーファー・サザーランド(Kiefer Sutherland、43)は米誌バラエティー(Variety)に、「うれしくもあり悲しくもある。『24』は、キャリアの中で最も勉強になった経験だった」と語った。「個人的な部分でいえば、一緒に働いたキャストとスタッフ、脚本家たちは、今後一生の友人になるだろう」

 ジャック・バウアー(Jack Bauer)役を演じたサザーランドは2002年にゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)ドラマ・シリーズ部門の主演男優賞を受賞。米国で最も人気のあるテレビ俳優の1人になった。

 2006年に同シリーズはエミー賞(Emmy Awards)ドラマ・シリーズ部門最優秀作品賞を受賞し、サザーランド自身も同部門の主演男優賞を受賞している。

『24』は2001年に第1シリーズが放映されて以来、視聴率レースでトップクラスを疾走してきた。1時間の番組が、物語の中の1時間の経過に対応しているという「リアルタイム」形式が人気の要因の1つとなった。

 キーファー・サザーランドは英国生まれ。1983年に俳優としてのキャリアを開始した。父親はハリウッドの有名俳優ドナルド・サザーランド(Donald Sutherland)。(c)AFP