【8月26日 AFP】英国防省が、禁止されているはずの電話時報サービスの利用料金として昨年、約1万8804ポンド(約290万円)を計上していたことが23日、明らかになった。

 英国では1936年から電話時報サービスが提供されているが、国防省は2012年、時刻の確認は無料のインターネット・ウェブサイトで行えるとして省内での時報サービス利用を禁止した。にもかかわらず、今年も既に利用額は6000ポンド(約92万円)を超えており、2011年以降では総額およそ4万ポンド(約615万円)に上っている。

 この間、省内から時報サービスが利用された回数は約13万件。時報サービスの利用には1分あたり30ペンス(約46円)の料金がかかる。

 国防省報道官は、時報サービスの利用禁止令について「省内に設置された最新の電話回線が対象だったが、技術的なミスがあった」と弁解。「うっかり時報サービスにかけてしまった例もあったが、今はもうなくなっている」と説明している。(c)AFP