【2月25日 Relaxnews】サウジアラビアのジッダ(Jeddah)で計画中の高さ世界一の超高層ビル「キングダムタワー(Kingdom Tower)」の建設を、英ロンドン(London)の新名所となった高層ビル「シャード(Shard)」の建設を手掛けた建築業者メイス(Mace)と、建設コンサルタントのECハリス(EC Harris)が合弁で請け負うことが決まった。

 建設計画発表から1年半かけ、ようやく業者の指名発表にこぎつけた「キングダムタワー」の高さは1000メートルに到達し、シャードの約3倍になる予定。現在、世界一の超高層ビルであるドバイの「ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)」(828メートル)をもしのぐ。

 タワー建設は、紅海を臨むジッダ北部で200億ドル(約1.9兆円)を投入して進められている都市再開発計画「キングダムシティ(Kingdom City)プロジェクト」の中核を担う。今年半ばまでに着工し、5年後の完成を目指す。

 メイスによるとキングダムタワーは、フォーシーズンズ・ホテル(Four Seasons Hotels)が運営する5つ星ホテルとサービスアパートメント、一流オフィススペース、高級コンドミニアム、「世界で最も高い場所にある屋上展望台」などが入った複合用途ビルになるという。(c)Relaxnews/AFPBB News