【11月2日 AFP】2日の韓国メディア報道によると、北朝鮮の平壌(Pyongyang)で20年以上にわたって建設中のピラミッド型高層ホテル「柳京ホテル(Ryugyong Hotel)」が、来年夏に一部オープンする見通しだ。

 1987年に着工した105階建ての柳京ホテルの建設計画はこれまで幾度となく延長されており、各国メディアから「破滅ホテル」と揶揄(やゆ)されるなど、北朝鮮の経済難の象徴と化していた。

 永遠に完成しないのではとの見方も出ていたが、韓国メディアによるとスイス・ジュネーブ(Geneva)に本社を置く高級ホテルグループ「ケンピンスキー(Kempinski)」が来年、部分的にオープンする計画を明らかにしたという。

 中央日報(JoongAng Daily)はケンピンスキーのレト・ビットバー(Reto Wittwer)最高経営責任者(CEO)の話として、ホテル最上階の150部屋が2013年7~8月にオープンすると伝えた。同CEOによると、1~3階フロアはホテルのロビーのほかレストランやショッピングセンターが入り、残る階はオフィスとして使用する多目的複合施設になるという。(c)AFP