【9月7日 AFP】韓国のサムスン電子(Samsung Electronics)は6日、5月に発売したスマートフォン(多機能携帯電話)、「ギャラクシーS3(Galaxy S III)」 の世界販売台数が2000万台を突破したと発表した。

 世界販売台数の内訳は、欧州で600万台、アジアで450万台、北米で400万台となっている。サムスンは「ギャラクシーS3の販売の勢いは1つ前のモデルのギャラクシーS2の3倍、初代ギャラクシーSの6倍だ」と説明した。

 ギャラクシーS3は顔認識機能を搭載しているほか、音声認識機能が一段と進化した。パワフルなプロセッサーを搭載しているため、動画を見ながらメールを書くこともできる。

 サムスン電子と米アップル(Apple)は世界各地で長期にわたる特許訴訟を抱えており、互いに相手が自社の知的財産権を侵害したと主張している。

 8月24日には米カリフォルニア(California)州北部連邦地裁がサムスン電子に対し、10億5000万ドル(約828億円)の賠償金をアップルに支払うよう命じた。一方、東京地裁は8月31日、特許権を侵害されたとしてアップルがサムスンの日本法人などに損害賠償を求めた訴訟でアップル側の請求を棄却した。

 アップルは8月31日、サムスンを相手取った特許訴訟の対象にギャラクシーS3を追加した。(c)AFP