【7月24日 AFP】米大手格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービス(Moody's Investors Service)は23日、ドイツ、オランダ、ルクセンブルクの国債格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。

 ムーディーズは、これら3か国はいずれもギリシャのユーロ圏離脱のリスクに直面しており、スペインとイタリアの救済でいっそうの資金拠出を求められる恐れがあるとしている。

 これに対しドイツ財務省は、「ムーディーズの意見には留意する」ものの、この「見通し」は「短期的なリスクに着目したもので、長期的な安定性の見通しは考慮していない」として、ドイツはユーロ圏を安定させるいかりの役割を果たし続けると反論した。(c)AFP/Andrew Beatty