【1月20日 AFP】15日夜、インド・ベンガル州のバルルガト(Balurghat)に住む高校教師、パリジャット・サハ(Parijat Saha)さん(42)は仰天した。いつものようにネットバンキングで自分の口座を確かめたところ、100億ドル近くの預金残高があったのだ。

 サハさんの月給は約700ドル(約5万4000円)相当。200ドル(1万5000円)の利息の支払いを確認しようとインドステート銀行(State Bank of India)のネットバンキングを利用した。「ところが、(残高欄には)天文学的な額が記載されていたんだ」と、サハさんはAFPの電話取材に語った。

 記載されていた額は4960億ルピー(約7600億円)。

 一夜にして書類上の億万長者になったサハさんは、最初のショックから立ち直るとただちにインドステート銀に勤める知人に電話して、この明らかなミスを指摘したという。

 同銀支店は、サハさんの口座に巨額の残高が記録された経緯は不明で、解明には時間がかかると述べている。(c)AFP